オーダーキッチン始動 blum(ブルム)訪問
osmhouseのキッチン計画が本格的に動き出しました。(動き出しが遅すぎる・・・反省)機器の方はかなり記事にもしていましたが、キッチン本体のお話です。
イメージはかなり色濃く出来ていたので予定よりもスムーズに動き出せました。教材はこの辺りです。キッチンジャーナリスト本間美紀さんの書籍やモダンリビングのキッチン特集です。
REAL KITCHEN&INTERIOR SEASON 3 (小学館SJ・MOOK)
- 作者: 本間美紀
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/11/12
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る
REAL KITCHEN&INTERIOR SEASON 5 (小学館SJ・MOOK)
- 作者: 本間美紀
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/11/26
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る
osmhouseが求めるキッチンのポイント
・隠す収納でスッキリ見せる
流行り?の「見せる収納」とかosmhouseではセンス的にも無理ですw隠せるものは隠しましょうー。
・ビルトイン機器でスッキリ見せる
厨房機器でもビルトイン出来るものはどんどんビルトイン。
・無垢材を使う
突板や塗装ではなく、無垢材をふんだんに利用したキッチンにします。経年劣化ではなく美しく経年変化をしてくれるキッチンが理想。
・システムキッチンのような機能を追及
無垢材のキッチン=大工仕事のようなキッチンになりがちですが、そうではなく蝶番やレールシステムを最新のものを利用した滑らかで使いやすいキッチン。
・カッコいいキッチン
説明不要
Blum(ブルム社)ショールームへ
大工さんや家具屋さんでもキッチンを作り慣れていないところは、金物で差が出ると思います。ホームセンターなどで売っている貧弱なレールは論外です。
この辺を解決してくれるのが、オーストリアの金物メーカー「Blum(ブルム)」です。日本総代理店のデニカさんに伺ってきました。今回は建築家+オーダー家具屋さんより2名+osmの4名です。
Blum(ブルム)社 日本総代理店 デニカ株式会社ホームページ
ショールームは千葉県の船橋市です。京葉道路の原木中山ICからすぐの場所でした。
事前予約をして、インターホンで担当さんを呼び1Fのショールーム巡りが始まりました。
ブルムさんのHPには「動きの品質は生活の品質」というキャッチフレーズがありますが、その言葉通り・・・まぁ素晴らしい電動の蝶番やレールシステムです。日本での展開は主にキッチンがメインですが、「餅は餅屋」と強く感じました。
こちら蝶番のところに何か白い装置が付いていますが、扉を軽くプッシュすると自動で開きます。サッシで言うところの横滑り窓みたいな感じです。写真だと伝わりにくい・・・。
下についているこの黒いボタンを軽く押すと自動で閉まります。
こちらはプッシュして大きく開くスライドドアです。Blumのショールームにある商品は基本的に全てプッシュで開きます。そして軽く押してあげればソフトクローズします。
という事は取っ手やハンドルが不要という事です。極論ですが、フラットな1枚の板さえ張れば機能します。フラットな感じを出すためにハンドル無にした場合、上部に指のひっかけの彫り込みをしなければなりませんが、不要です。
実はBlum社の自動開閉システムは国内のキッチンメーカーでも採用されています。
有名どころだとクリナップのオールステンレスキッチンの最上位機種S.S.には採用されているようです。他にもリネアタラーラさんなど有名なオーダーキッチンメーカーでも多数採用されています。
ここまで写真で説明しましたが、わかりにく過ぎるので動画でどうぞ。
The vision of perfecting motion
滑らかで素晴らしいのがおわかり頂けましたでしょうか?
先ほど述べたように極論ですが、ここのシステムを採用すれば面材と枠があればシステムキッチンになります。
面材をどうするか
岐阜県にある藤岡木工所さんのHPを見ていますが、非常にカッコいいキッチンを作られています。チークの無垢材キッチンです。
osmhouseはチークのフローリングなので、キッチンの面材をチークの無垢材で揃えるのもありですが、如何せんコストがかかります。
そこで提案されているのが、アメリカンブラックチェリーとウォールナットです。
チークとの価格差が立米あたり2~3倍あるようです。まだ悩みどころが多そうだ。
キッチンの基本構成
今更ですが、キッチンの基本構成です。
アイランドキッチン W2500×H900×D1000
背面収納 W3000×H2400×D650
背面収納は天井いっぱいに作り付ける予定です。
ここに写っているのは、Blum担当者さんと建築家さん家具屋さんお二方です。
みんなで力を合わせて頑張ります!
建築家さんとの設計事例が豊富な人気ブログランキングはこちら