誰もがぶつかる壁?!フローリング選び チーク幅広の巻
注文住宅においてフローリング選びは誰もがぶつかる壁なのでしょうか。フローリングは施工範囲が広いので家の印象を大きく左右します。それ故に慎重に吟味する必要があるのかと思います。
今までのフローリング遍歴
実家
国産の杉フローリング(無垢)でした。裸足で歩くのが気持ちいい柔らかい木です。とにかく気持ちいです。冬もぬくもりがあり暖かいです。半面、柔らかい樹種なので傷がつきやすいというトレードオフの関係です。
一人暮らし~結婚
木目風なオレフィンシートのラッピング材が貼られたフローリングでした。特に賃貸ではコスト的にもこれが多いと思います。何より寒い・・・。今住んでいる東急不動産の建売住宅(築18年)では床下冷房が入っているのか?!というくらい冷たいです。もう冬の夜中にトイレに起きた時はトイレに行くか迷うレベルです。
フローリングに求めるもの
フローリング選びのosm的選考基準
・チーク材であること
・無垢もしくは厚めの挽き板(3mm厚程度)であること
・150mm以上の幅広であること
・定尺であること。(ユニや乱尺は除外)
・予算範囲内であること
フローリング候補のラインナップ
マルホン
注文住宅の聖地?新宿のOZONEにショールームがあります。正統派というか王道というかそんな印象を受けます。サンプルを取りましたがさすがの質感です。しっとりとした樹質が見て取れとても美しい仕上がりです。ネックは定尺ではなく、乱尺の設定のみというところでしょうか。
インドネシアチーク 無垢フローリング 150
ウッドマイスター
材木屋さんからご紹介頂いたメーカーです。幅145mmと希望の150mm以上には僅かに届きませんが許容範囲内かなと思います。こちらは複合フローリングですが、挽板も3mm無垢仕上げで十分な厚みがあります。0.3~0.5の突板とは違い、ちょっとやそっとでは下地が見えてしまうことはありません。正統派のチークらしい表情のサンプルが届き好印象です。
東京工営
こちらはosmが探してきたメーカーさんです。巾150mm/1818mmの定尺になります。2.8mm厚の無垢材なので質感も十分かなと思います。きれいなチークの特徴が出ているので好印象です。
アトムカンパニー
島根県のアトムカンパニーさんのCフローリングです。巾は189mmと超幅広の1860mm定尺です。4mmの無垢一枚板を使い素材感も十分です。ただどうしてもこちらのチークの色味が黄色が弱くあまり好きになれない。好みの問題です。
ウッドハート
建築家さんがよく店舗系で使う名古屋のフローリングメーカーさんだそうです。古材の取り扱いも多く古材は結構なお値段のようです。幅は180mmで1800mmの定尺です。価格も結構お手頃のように思います。
まとめ
チークはミャンマーチーク(ビルマチーク)とインドネシアチークに大別されます。
ミャンマーチークが天然林でインドネシアチークが植樹だそうです。天然木の方が目が詰まり高価らしいのですが、osmはそこまではこだわりません。
質感・色味を考えるとマルホンが良いのですが、乱尺のみの設定が引っ掛かります。
もう少し探してみようと思います。キーワードは無垢・定尺・巾150mm以上。
2Fの寝室&子供部屋はコストコントロールも考え、東京工営やウッドマイスター、ウッドハートでもいいかなと思います。
アトムカンパニーのCフローリングは、今回上げた複合フローリングの中では無垢材の厚みNo1&コストもNo1でした。しかし個人的に色味があまり好きではありませんので今回は見送りになりました。無垢厚もしっかりしていて素晴らしいフローリングだという事に違いはありません。
左上からマルホン→Cフローリング→ウッドマイスター
左下から東京工営→ウッドハート
眠れぬ夜は続く・・・
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