両親の家
両親のために建てた人生初建築の家を簡単に御紹介します。
着工2012年11月 竣工2013年6月の建物でした。
「家は3回建てないと満足できない」なんて格言があるそうです。
この家は私が32歳にして初めて建てた両親に贈る平屋です。
写真でざーっとご紹介します。
延床120㎡の平屋作りになります。間取りは3LKDの和風建築です。
梁を何段にも重ねて組む「折置組み」というちょっとマニアックで伝統的な組み方です。
いきなりほぼ完成の写真に飛びます。
キッチン トクラスのⅡ型キッチンです。手前にシンク、奥にガスコンロです。
ダイニング 杉は柔らかいので傷がつきやすいですが、反面裸足で歩くととっても気持ちいいです。
リビング プレカットではなく手刻みの建物です。梁が美しいです。
ダイニング吹抜け まだ建具に障子とガラスが入っていません。
建具上の2ヶ所の格子は開閉可能です。薪ストーブを使用する冬場は開けておきます。
夏はクーラーの効率を上げるために閉めるはずでしたが、開けっ放しで使っているそうです。
玄関土間 ※まだ障子とガラスが入っていません。
写真には写っていませんが、薪ストーブがあります。冬は薪ストーブのみで暖房は使いません。
ダイニングテーブル(造作)
新木場までウォールナットの一枚板を買い付けに同行しました。手前に節がありますが綺麗な仕事をして頂きました。全長210cmの一枚板です。
ちなみに椅子もウォールナットの宮崎椅子製作所、KUKUチェアーです。
一枚板の天板は、温度や湿度に対して動きが大きいので注意が必要ですが、カッコいい。
こちらも大工さんの造作による和室の座卓(ヒノキ)です。
小ぶりですがお気に入りです。
左官仕事は国内外でご活躍されている有名な久住有生さんのお弟子さんによる仕事でした。素晴らしい。左官の世界奥深いです。趣があります。
【物件データ】
キッチン:YAMAHA(現トクラス)
トイレ:INAX
バスルーム:YAMAHA(現トクラス)
内装床・天井:杉無垢材
和室壁:和紙
内装壁:左官
外装:左官+杉無垢材
両親はこの家を気に入ってくれており大満足です。いつまでも元気でいて欲しいものです。
現在設計中の家はもっとモダンな建築なので、テイストは違いますがここでの施主経験が今回の家に十分に発揮できればと考えています。
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