オーダーキッチンメーカーをご紹介
背面収納の納品予定日(4/9)まであとわずかになりました。
キッチンチームは昼夜問わず急ピッチでご対応頂いています。感謝。
他の工事との絡みもあり背面収納だけ一足先の取り付けです。幸いにも背面収納が先に納品されることで、背面収納のオープンスペースに貼るモザイクタイルを合わせられるので助かります。
オーダーキッチンの製作はJV(ジョイントベンチャー)
まずosmhouseのオーダーキッチンを製作頂いた会社をちょっとご紹介。
タイトルが「オーダーキッチンメーカー」なんてなっていますが、osmhouseのキッチンは所謂オーダーキッチン屋さんにオーダーしたわけではありません。家具屋さん2社のJV(ジョイントベンチャー)です。
強みの異なる2社が協業することで最高の作品を作ろうという事です。
【杣添(somazoe)】
4年前にosmの実家建築の際に玄関土間にテーブル&ベンチを納品頂きました。
過去記事参照
主宰の浜さんはご出身は東京で、都内の広告会社に勤務していた異色の経歴をお持ちです。職人という言葉がぴったりな敏腕家具職人さんです。
出典:杣添
設計やクライアント対応をされる奥様も有名な象設計集団で修行されていた方です。今回のプロジェクトも奥様が設計&調整打ち合わせを行って頂きました。
工房のある長野県とは離れているので頻繁にはお会いできませんでしたが、建築家さんとosmが引きずり込む形でチャットワークで情報を共有して打ち合わせはバンバン進みました。毎日のように図面や写真や質問が飛び交っていました。
杣添さんの特徴としては無垢材に特化した「家具作家」の色が強いかと思います。
今回は面材の加工をご担当されました。
※かと言って商業的な家具が不得手というわけではありません。
【SOUI WOOD WORKS(ソウイウッドワークス)】
杣添を主宰される浜さんの訓練校時代のご友人が主宰されているソウイウッドワークスさん。
無垢仕事も素晴らしいのですが、同じくらい商業的な作品にも精通しております。今回使用したBlumやハーフェレといったキッチンによく使われる金物の経験も豊富です。
2月後半に代表の神保さんとの初顔合わせがありましたが、お会いしてものの数分で「あ。この方仕事できる方だ。安心。」と思えました。質問に対する答えの引き出しが多く、そして深い。この安心感がクライアントサイドにすぐ伝わるって、仕事は違えど尊敬します。
今回はポリ合板で箱を組むところやBlumの調整等をお願い致しました。
顔を合わせて、膝を突き合わせて打ち合わせもお茶もしました。
作り手の顔を見たことがある・話したことがあるという安心感がとても大きかったです。
写真で振り返るオーダーキッチン製作工程
ブログ書いときながらなんですが、言葉より写真の方が伝わりやすいので写真多めです。あしからず。
初打ち合わせの後に移動してBlumのショールームへ。すべてはここから始まりました。
チークを熱望していましたが、なんせ立米単価が100万円を超えちゃう高級材がゆえに悩みました。チェリーやウォールナットという選択肢もありましたが、無謀にもチークで決定。
工房に納品された無垢チークの板材です。
手を加える前は結構ばらつきがあるように見えますが・・・。
ここから家具職人さんの本気を知ることになります。
W=3000の背面収納に対して長さも確保できたので材を揃えられました。
浜さんの息が白い・・・。
完成をおぼろげに想像できる感じです。
ビルトインするワインセラーの両サイドのルーバーの試作です。こういうニクイことをして頂けるので感謝です。これで排熱も十分行えますし意匠的にも素晴らしいと思います。
チークを鉋掛け。仕事もさることながら、後ろの家具職人の使う工具がたまらなくカッコいい。
おーーーー!素敵な感じになってきました!詳しくないですが剥ぎ合わせしていると思われます。
自然オイルで仕上げていきます。これぞチーク!といった表情が出てきました。
ソウイウッドワークスさんではポリ合板での組み上げが急ピッチで進んでいます。
Blumの金具も一部設置済みです。
そして杣添の浜さんがソウイウッドワークスに出張(要は泊まり込み)で面材を合わせていきます。
と、ここまでが今日までの振り返りです。納品は今週日曜日。大人になってこんなにワクワクしたのは久しぶりです。
もちろん現場に行きます。
今日はここまで。
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